ジャーナル
【島根県 簸上清酒】七冠馬 純米 春なごみセブンの特徴や蔵のこだわりについて
3月も後半になりましたが、まだまだ寒い日が続いていますね。
東京で桜が見れるのはいつになるのでしょうか。
一方で、「おさけと」の冷蔵庫は春酒らしいピンク色のラベルが目立ってきています。
今回はその中から、島根県の簸上(ひかみ)清酒の春酒、「七冠馬 純米 春なごみセブン」についてご紹介します。
簸上清酒について
簸上清酒は、島根県奥出雲町に根ざす伝統的な蔵元で、300年以上の歴史を持ちます。
この地は、日本酒発祥の地ともされ、神話とたたら製鉄の里として知られています。
地元産の米と清らかな水を用いており、バランスの良い味わいと、どんな料理にも合う日本酒を提供しています。
特に注目すべきは、簸上清酒が発見した「泡無酵母」です。
これは、発酵時に泡を立てない酵母で、日本酒製造技術の発展に大きく貢献しました。
泡無酵母の使用により、酒造りの効率が向上し、蔵人が泡守りをする必要がなくなりました。
この革新的な発見は、全国の多くの酒蔵で採用されており、現代の日本酒製造において重要な役割を果たしています。
伝統を守りつつも新しい技術や味わいの開発に挑戦し続けており、その姿勢は七冠馬や玉鋼などの銘柄にも反映されています。
これらの銘柄は、地元の伝統や文化を大切にしながらも、新しい日本酒の可能性を追求する簸上清酒の精神を象徴しています。
「七冠馬」とは
七冠馬シリーズは、簸上清酒が誇る代表銘柄です。
名称は、日本競馬界の伝説的な存在であるシンボリルドルフに敬意を表して名付けられました。
シンボリルドルフは、1980年代に活躍し、日本の競馬史上初の無敗の三冠馬として知られています。
また、GI競走7勝を挙げたことから「七冠馬」とも称され、その強さと優雅さは多くの人々に記憶されています。
シンボリ牧場のオーナーの和田家は島根県にルーツがあり、簸上清酒の蔵元田村家とはルドルフが活躍した1980年代に親戚関係になるという、不思議な運命の巡り合わせが起きました。
そして、シンボリルドルフが七冠を達成してから十年後の1996年に「七冠馬」が誕生しました。
偉大な競走馬の精神を受け継ぎ、品質と味わいにおいても最高峰を目指しています。
その味わいは深く、複雑で、洗練されています。
日本酒の新しい可能性を追求する簸上清酒の姿勢が表れており、飲む人々に新たな体験を提供します。
七冠馬 純米 春なごみセブン
七冠馬 純米 春なごみセブンは、春の訪れを祝う限定醸造酒です。
このお酒は、春の暖かな日差しと花々の息吹を感じさせるような、爽やかでフルーティーな味わいが特徴です。
限定生産のため、毎年この時期になると多くのファンが待ち望む一品となっています。
原材料米 | 島根県産 縁の舞(えにしのまい) |
精米歩合 | 60% |
酵母 | 協会901号酵母 |
アルコール度数 | 16% |
味わい
春なごみセブンは、春の柔らかな日差しを思わせるような、軽やかでフレッシュな味わいが楽しめます。
すっきりとした甘さと、心地よい酸味がバランス良く調和し、食事の味を引き立てます。
香り
春の訪れを告げる桜や梅の花のような、華やかでフローラルな香りがします。
その香りは、飲む人の心を明るくし、春の喜びを感じさせてくれます。
料理とのペアリング
春の食材を使った料理との相性が抜群です。
特に、新鮮な春野菜や海の幸を使った料理と合わせると、その味わいが一層引き立ちます。
季節の移ろいを感じながら、特別な時間を過ごすことができます。
七冠馬を飲むなら「おさけと」で
簸上清酒の七冠馬 春なごみセブンは、春の訪れを祝う特別な日本酒です。
その繊細な味わいと香りは、和食との絶妙なペアリングを実現し、食事をさらに楽しいものにしてくれます。
送別会や歓迎会にもぴったりな個室や半個室がある「おさけと」で、いかがでしょうか。
日本酒好きにはもちろん、競馬好きのあなたにもおすすめです。
この春、ぜひ簸上清酒の七冠馬 春なごみセブンをお試しください。