ジャーナル
魚沼産の従来コシヒカリ「鈴木さんちのお米」
おさけとは、日本酒だけのお店ではありません。
自慢の食材がいくつかあります。
その中のひとつがお米。
新潟県十日町市産の魚沼コシヒカリです。
特にランチタイムにご利用いただくお客様からは、「ご飯がおいしいね。」のお声を頻繁にいただきます。
最後の炊き方まで妥協せず炊いているお米、実はご提供しているお米そのものが、他のお店とはちょっと違うんです。
BLコシヒカリと従来コシヒカリとは?
ご存知ですか?コシヒカリのDNA。
銘柄米「魚沼産コシヒカリ」の中でも、「おさけと」で使用するのは昔ながらのDNAを受け継ぐ「従来コシヒカリ」です。
いもち病とBLコシヒカリ
あまり知られていない事ですが、新潟県では平成17年より、従来のコシヒカリを品種改良して「いもち病」に耐性のあるBLコシヒカリという品種を導入しました。
いもち病とは、イモや稲などの作物に影響を与える病気であり、特に米作りにおいては重要な課題となります。
この病気は真菌によって引き起こされ、米の葉や茎に白い粉状の菌糸を形成します。
これにより、光合成が妨げられ、栄養の吸収が減少し、収穫量が低下します。
いもち病の予防には、適切な農薬の使用や、作物の適切な管理が必要であり、耐病品種の育成も重要です。
そこで現れたのがBLコシヒカリというわけです。
現在、新潟県内のJAはBLコシヒカリしか流通させないようにしているため、スーパーなどで市販されている新潟のコシヒカリは全て「BLコシヒカリ」です。
つまり、皆さんが知らずに食べている新潟県産コシヒカリは、いつの間にか品種が変わったものになっていたのです。
従来コシヒカリの特徴や魅力
従来のコシヒカリは「いもち病」耐性が無いなど、農家さんにとっては作るのに大変な手間がかかる品種ですが、その食味と香りはとても優れていると私たちは考えています。
今でも多くの篤農家が自分のうちで食べるのは「従来コシヒカリ」です。
私たちは農家さんと直接取引することで、JAの流通には乗らない「従来コシヒカリ」を仕入れています。
手間がかかる品種は、本気で農業に取り組む生産者だけが取り扱う品種です。
農家さんの食卓にのぼるのと同じお米、農家さんが自分の家族に食べさせたいと思うお米を、私たちは毎日皆さまにお届けすることをお約束します。
新潟県十日町市 鈴木和人さんから
ご飯の王様「魚沼コシヒカリ」。
中でも十日町市は魚沼地方の中央「中魚沼」に位置し、品質の高さで他の産地をリードしています。
地域全体の品質が高いため、刈り取った稲をふるいに掛ける際の網目も魚沼地方最大の1.9mmだから魚沼コシヒカリの中でも十日町産は特に大粒でふっくらとしているのです。
鈴木さんはお米の他にも色々な野菜を作られています。
昨年の夏も、大長茄子(30cmくらいあったかも?)やミニトマトなど、色々なお野菜を新潟の地から送っていただきました。
お米以外のお野菜についても、いずれまた皆様にお伝えできればと思っています。
本当に美味しいお米を、おさけとで。
日本橋、大門浜松町、赤坂など、おさけと都内全8店舗で今回ご紹介したお米をご提供しています。
ランチタイムの御膳に付くご飯はもちろん、コースのお食事でも使われています。
おさけとでぜひ、農家さんがお家で食べているお米をお試しください。