ジャーナル
【定期配信】和食日和おさけとの日本酒note vol.5
唎酒師による季節の日本酒紹介とテイスティングレポート
〈 鶴齢 純米吟醸 〉
新潟県魚沼市で造られる、鶴齢というお酒をご存知でしょうか。
このお酒は、南魚沼の地域で最も古い歴史を持つ青木酒造さんが、
伝統を守りながら造り続けている逸品です。
青木酒造さんは、南魚沼で最も歴史の古い蔵。
1717年(享保2年)創業の老舗で、現在の当主は12代目。
今回ご紹介するのは、鶴齢の定番商品である純米吟醸です。
このお酒は、原料の米の香りと味わいを最大限に引き出しています。
軟水でありながらミネラルが豊富といわれる、巻機山の伏流水。
飲みごたえがありながらも飲み疲れしない、絶妙なバランスは、
「鶴齢」独自の味わいです。
香りは、炊き立てのご飯や蜜リンゴのような甘さが感じられます。
味わいは、爽やかな酸味と心地よい苦味がバランスよく調和しています。
後味は、苦味が甘みに変わり、喉越しもすっきりとしています。
このお酒は、季節を問わず楽しめるお酒ですが、
特に和食との相性が抜群です。
素材の風味を生かした繊細な料理と一緒に飲むと、
お互いの味わいを高め合うことができます。
ぜひ一度、鶴齢 純米吟醸を試してみてください。
きっと素晴らしい日本酒体験ができるはずです。