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〔おさけの会〕「天狗舞」車多酒造×和食日和おさけと霞ヶ関

2024年11月08日(土)18:00~

石川県で「天狗舞」を醸す車多酒造さまより専務の車多慶一郎さま、横山さまをお迎えし、ペアリングイベント「おさけの会」を開催いたしました。

約一年ぶりに昨年と同じ霞ヶ関店での開催となりました。

2023年11月のイベント
イベント特別コースの献立
お酒のラインナップ

天狗舞 Sparkling 泡影 Awakage

まずはドライで軽やかな香り、すっきりとした味わいのスパークリングで乾杯。
こちらのお酒は、第1回美酒コンクールのスパークリング部門で最高賞を受賞した逸品です。

おさけと名物!前菜「八寸八種」×五凛 玻璃 -HARI-&天狗舞 零(れい)

お料理は「おさけと」名物の八寸八種。季節の食材をふんだんに使用しています。

前菜「八寸八種」詳細

ぶどうの甘酒
里芋塩辛掛け
粟麩田楽
いぶりがっこのポテトサラダ
栗の甘露煮
団栗鶉玉
氷頭膾
零余子と銀杏の土佐和え

今回の会で一番人気だったのが、こちらの「五凛 玻璃 -HARI- 杜氏 岡田謙治」。
上品できれいな旨味と酸味。苦味とのバランスも絶妙です。

「天狗舞 零 –REI– 2023BY」は、前杜氏のレジェンド中三郎氏が、杜氏人生の集大成として醸した至高の山廃仕込みの酒。
お米の旨味や甘み、山廃らしい酸味や複雑さを存分に味わえます。
秋の味覚にぴったり。

御造り「鰤と平目の御造り」

御造りは旬の鰤と平目。
脂のたっぷりのっている鰤には、「おさけと」が普段からお造りをご提供する際に使用している「和院醤油」を。
甘さ控えめで、程よいバランスの取れただし醤油です。
平目は薄造りにし、えんがわもご提供。(お客様に大変喜んでいただけてほっこりでした)
こちらはレモン塩でさっぱりといただきます。

温物「合鴨の治部煮」

石川名物の治部煮。やはり地元のものは地元のお酒に合います。

「天狗舞 石蔵山廃純米 GI白山」と「天狗舞 山廃純米 ひやおろし」

石川県産の五百万石を100%使用して醸されている一本。
やわらかい優しい旨味が口の中に広がっていきます。

地理的表示(GI)保護制度とは

「地理的表示保護制度」は、その地域ならではの自然的、人文的、社会的な要因の中で育まれてきた品質、社会的評価等の特性を有する産品の名称を、地域の知的財産として保護する制度です。

農林水産省ホームページより

定番のひやおろし。普段からお店でも大人気の商品です。
お刺身にも煮物にもしっかり合いますね。

逸品「香箱蟹」×五凛 生酛純米吟醸

イベントの数日前に解禁となった日本海の冬の女王「香箱蟹」。
身はもちろん、内子も外子もたっぷりぎっしり詰まっていました。
お好みで酢橘と蟹酢をかけて。

食中酒にぴったりの「五凛 生酛純米吟醸」は、冷やでも美味しいですが今回は専務に燗をつけていただきました。
温度はぬるめに。
もともと旨味とキレのバランスがとても良いお酒ですが、温めることでさらに豊かな味わいに。

揚物「白海老と加賀蓮根の天婦羅」×天狗舞 縹(はなだ)

もっちりほくほくの加賀蓮根と、白海老をサクっと天麩羅に。
味付けはシンプルにお塩です。

すっきりとした酸味が特徴の「天狗舞 縹」。
お酒のキレの良さが揚げ物に絶妙にマッチしました。

珍味「蕪と帆立の紅葉和え」×つなぐ石川の酒

蕪と帆立にとびっこを和え、いくらをオンしたもの。
お酒にとっても合います。

能登の復興 支援酒プロジェクト つなぐ石川の酒【天狗舞 山廃 特別純米酒 ver.】。
5000本限定の復興支援のためのお酒。
令和6年能登半島地震で、車多酒造は蔵や人への大きな被害は無いながらも、蔵人さんの中には能登の自宅が津波で流されてしまった方もいらっしゃったと伺っています。
自分たちも大変な状況の中、被災した蔵への支援を惜しまないその姿勢に、我々も身が引き締まる思いです。

こちらのお酒は、一本につき200円が被災蔵への寄付と石川県酒造組合の被災蔵復興支援費用として寄付されます。
震災後に復興への想いを込めて醸された山廃純米をベースに、山廃純米大吟醸がブレンドされています。
山廃純米の力強い酸と山廃純米大吟醸の上品な口当たりが融合した、新たな『天狗舞』でした。
こちらもお燗にしていただきました。

櫻田酒造への支援

食事「鶏そぼろと茸の御飯」

お酒はここからおかわりタイム。
〆の御食事は秋を感じられる茸の御飯。
お味噌汁はなんと!蟹のお出汁を使用したお味噌汁!(当日まで知りませんでした。料理長の粋な計らいに感謝です)
蟹の風味が優しく感じられ、ほっと一息つける味わいでした。

皆様の御食事がお済になったころに、中の人と料理長、車多酒造のお二人でご挨拶をさせていただき、イベントは終了。

お帰りの際にはお土産に「天狗舞 COMON(コモン)特別純米」をお二人よりお渡しいただきました。
ぬる燗、常温、少しだけ冷やすのがおすすめの一本。
お客様はお家でどんな楽しみ方をされたのでしょうか・・?

あとがき

改めて、ご来店いただいた皆様、専務の車多慶一郎さま、横山さま、本当にありがとうございました。
お客様の中には、昨年の会にもご参加いただいた方がいらっしゃったり、イベントには初めて!というおさけとユーザー様がいらっしゃったり。
前菜の「零余子(むかご)」に対して「これ読めないですよね~」なんてお客様とお話ししたり。
ほっこりさせていただくシーンも多々あり、中の人も久しぶりの霞ヶ関店でのイベントで楽しませていただきました。
今年のお酒のラインナップは、これまでの歴史ある車多酒造を感じるだけでなく、杜氏が変わって新たな挑戦をしていく車多酒造の「未来」への想いを感じられるものでした。

また、同じ石川の被災蔵への想いも強く強く感じました。
地震だけでなく9月の豪雨での被害にも見舞われ、まだまだ復興がままならない場所も多くあると聞きます。
皆様に美味しい能登の酒をしっかり届けることが、我々の使命なのだと改めて考えさせられもしました。

次回のおさけの会
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